自動詞と他動詞

今回は自動詞と他動詞の違いについて見ていきましょう。

 

 

まず、自動詞と他動詞について簡単に説明します。

 

  • 自動詞とは目的語をとらない動詞で自己完結する動詞
  • 他動詞とは目的語をとる動詞で他のものに影響を及ぼす動詞

 

次に、自動詞、他動詞の例を見ていきましょう。

 

自動詞の例

 自動詞  例文
  • sleep/寝る
  • run/走る
  • walk/歩く
  • cry/泣く
  • play/遊ぶ
  • I sleep./私は寝る。
  • I run./私は走る。
  • I walk./私は歩く。
  • I cry./私は泣く。
  • I play./私は遊ぶ。

 

他動詞の例

 他動詞 目的語  例文
  • have/(…を)持っている
  •  a book
  • (一冊の本)
  •  I have a book.
  • (私は一冊の本を持っている)
  • marry/…と結婚する
  • Kate
  • (ケイト)
  • I married  Kate.
  • (私はケイトと結婚した)
  • the army
  • (軍隊)
  • I joined the army.
  • (私は軍隊に入った)

 

 

自動詞は自己完結していて、他動詞は他の何かに影響を及ぼしているのが分かると思います。

 

 

では、どうして自動詞や他動詞の使い分けが必要なのかを見ていきましょう。

 

 

例えば、「私はその問題について論議する」を英文に直してみましょう。

 

 

  • 私は → I
  • その問題 → the matter
  • ~について → about
  • 〈…を〉論議する → discuss

 

 

そうすると "I discuss about the matter." となりそうですが、

 

 

それは間違いで "I discuss the matter." となります。

 

 

"I discuss about the matter." → "I discuss the matter."

 

 

ここでaboutを文章に入れてしまう人はdiscussが他動詞目的語が後に来るルールを知らないからですね。

 

 

「discussの意味は論議する、論ずる 」を知っているけど、それが他動詞目的語をとるルールを知らないと、

 

 

「私はその問題について論議する」の「について」の部分にaboutを当てはめてしまいそうになります。

 

 

しかし、今回の例文では他動詞 discussが使われていますのでaboutは要りません。

 

 

discuss + 目的語 = discuss the matter となり、

 

 

今回の例文の「私はその問題について論議する」は

 

 

"I discuss the matter" となります。

 

 

このように英語では自動詞と他動詞の使い分けは重要になってきますので、

 

 

新たに動詞を覚える時は、それが自動詞か、他動詞かを確認する習慣をつけましょう。

 

 

ただ、動詞の中には自動詞でもあり、他動詞でもあるものが多くあります。

 

 

例えば "play" がそうですね。

 

 

  • 自動詞/遊ぶ → I play.(私は遊ぶ)
  • 他動詞/〈球技・試合などを〉する → I play tennis.(私はテニスをします。)

 

 

新しく動詞を覚える時はweblioやアルクなどのサイトや辞書で調べると思いますが、その時に

 

 

「この動詞は、自動詞か他動詞か、あるいは自動詞でもあり他動詞でもあるのか」

 

 

を確認しておきましょう!

 

#参考動画

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